2013年11月19日火曜日

本のレビュー「ゾイド公式ファンブック1」(再掲載)



今回はこの本のレビューです

「ゾイド公式ファンブック1」


続きを読むからどうぞ!








ちなみにですね、俺の手元には公式ファンブック1と2だけあるんですよ

と、いうわけで是非とも3と4が欲しいんですが、ほとんどの店で扱ってない(当然)だし

聞くところによると3はレイ・グレックが登場してプロイツェンの息子ヴォルフと対決するとか

いやぁスッゲェ見たいんですが・・・なんとか入手したい

ゾイドオリジナルするのもいいけど、こういった過去の遺産も復刻して欲しいです

さてと、本題に

「公式ファンブック1」ですが、まずはもう表紙が素晴らしいですねー

当時、そしてその後も最強ゾイドとして君臨した「デスザウラー」が表紙です

この頃のゾイドの本というと、まぁバン・フライハイトやジーク、シールドライガーが表紙のものが多かった

んですが、ここはデスザウラーがバーンと表紙

この時点で、明らかに子供向けではないような異質さがあると思います

内容はこんな感じ

・ゾイドバトルストーリー

・ゾイド紹介

・新ゾイドのちょっとした紹介(ブレードライガー、ジェノザウラー等)

・ゾイドワールド資料室(ゾイド世界観の説明&旧ゾイド一覧)

まずはゾイドバトルストーリーから

バトストは公式ファンブック2で「オーガノイド」という新しい要素を出して、

今までのバトストとは違うぞ!感を出してたんですが

1の方は、そうでもないというか、若干おとなしめ?な気がします

子供の頃は、そりゃあ2の方が

最後の三つ巴の戦いとか、ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーとか

色々と派手だったので好きでしたね

しかし、1もそれなりにいい点はあります

子供向けにわかりやすく、例えば明確にプロイツェンを「悪」としたり

デスザウラーを倒さなければ惑星Ziが滅びる!という展開にはしてるんですが

細かいところを見ていくと、実に渋い

例えば、劇中のシールドライガーVSセイバータイガーの戦いでこんな記述が



「シールドは、最高速戦闘時に内部収納した武器を出すと機体のバランスが崩れてしまう。最初から

武器を外付けしたセイバーには、火力の点で劣るのだ」




なんとも渋い・・・・・

このシールドVSセイバー戦は素晴らしい完成度だと思います

互角の機体で、ジリジリと紙一重で決着が付くような戦いは本当にシビレます

そして注目したいのは、一番最初のプロイツェンの発言



ついにこの日がきた。覇王ガイロスは死に、新皇帝に立ったのは10歳のルドルフ。

今こそ、亡き父の悲願を果たす時。忌まわしきヘリックの名を冠した共和国を粉砕し、

父の祖国、中央大陸へと帰るのだ




ここで「えっ! プロイツェンの父の祖国が中央大陸? で忌まわしきヘリックってことは・・・

プロイツェンはゼネバスとつながりがあるのかぁ!!」と気づくのは・・・・旧ファンにしか無理だろう

そもそもこの時アニメではゼネバスとか全く出てこないから、当時の俺のような子供には

なんのことやら・・・・でしょうね

ここで既に、ネオゼネバスへの伏線が貼られているのが驚きです

トミーゾイドは商品展開が下手くそとか言われますが、意外と考えてた・・・・・・?

そして、バトストは暴走した未完成デスザウラーを共和国高速戦闘隊の

シールドライガーが倒すところで終了します

しかし、それはあくまで「帝国のデスザウラー復活計画を邪魔した」だけであって

実際の戦争は、ガイロスに北エウロペの8割が奪われた敗戦でした

これまた、渋くていいですよね

正直、子供の頃は意味がわかりませんでした

「緒戦は我々の負けだ」って共和国総司令が言うセリフがあるんですが

「え?デスザウラー倒したから勝ったんだよね?」と、混乱してました(笑

この大敗とも言うべき状況から、鮮やかな・・・というか反則気味の共和国の逆襲が始まるのが

ファンブック2のバトストです

あとは当時の商品の紹介

それから、ゾイドワールド資料室といって、まぁゾイド世界の基本的なことをちらほらと書いてます

グローバリーIII世が不時着してどうのこうのとか、ゾイドは生き物でそれを捕まえてうんぬんとか

そして、旧バトストの(すごい大雑把な)説明

これは年表が載ってるだけでした、が、もちろんそれだけでは本当に断片的なことしかわかりません

それから、旧バトストは雑誌と本でだいぶ違うようなんですが

こっちの年表はどれを参考にしてるのか・・・・やっぱり謎です

そして、旧ゾイド名鑑

これは旧ゾイドが全て載ってます。初期の骨ゾイドから、24ゾイドから、最大の黒歴史TFゾイドまで(笑

今となってはどうでもいいといえばどうでもいいですが(ぁ

当時の俺はここからいろんなことを知りました

ゾイドは生き物っていうのを知ったのもこれですからね(笑

2と比較すると全体的に地味なんですが、ゾイドファンならば

手にして全く損はない一品だと思いますね

最大の欠点は・・・・入手しづらすぎることですかね








2 件のコメント:

  1. 最大の欠点は入手しづらすぎること←まさにそのとおりだと思います
    自分はアニメしか知らなくて、バトストは面白そうで興味はあります ただ高いんですよw

    昔ふと買おう!と思ってネット中古を漁ったことがあるんですが、値段を見てやめてしまいました あのとき買っておけばよかった
    2chなんかでバトストゾイドのパワーインフレがヤバイみたいな記事を見ると、わからないことだらけでなんとなく、そうなんだーと思って読んでしまいます
    小学校の時の周りはやってて自分はやっていなくて、会話に混ざれない・流行についていけないあの感じになんとなく似ている気がします(笑

    バトストを一冊にまとめたものを出してくれればありがたいんですけど、本家はconcept artに力を注いでいるみたいだしないだろうな(ゾイドオリジナルは終わるってうわさですけどconceptartはどうなるんだろう
    まあ本家に従ってconceptを楽しめばいいって話なんですが

    返信削除
    返信
    1. 同感ですね~
      僕もバトストと呼べるものは公式ファンブック1と2と、後は子供の頃読んでたコロコロ掲載分ぐらいしか知らないもので
      ネットとかで「セイスモサウルス強すぎ」とか言われても、イマイチピンと来ないというか
      そういう経験は結構あります(笑
      あと、できるなら旧バトストやヒストリーオブゾイド とかも読んで・・・というか手元に置いておきたいです。

      バトストのまとめ的なものは確かに出して欲しいですね。
      ガンダムのように、ある程度「これが正史なんだ」というのを明確にするだけでもやってほしいとは思いますが、
      バトストと、アニメシリーズがどれも全く違うというのが欠点かもですね
      まぁアニメの方は諦めて、バトストだけでもまとめておいて欲しいとは思いますが
      果たしてそれが売れるのか?と考えるとやっぱり微妙な気が・・・・(ぁ

      コンセプトアートも気になるのは気になるんですが、一冊3000円ってのが学生には手を出しづらいですね・・・・
      あと、あの独特の絵もそんなに好きじゃないのでイマイチ手が伸びないというか・・・
      それだったら公式ファンブック3と4を揃えたいな、と思ってしまいます(笑

      削除