2013年11月8日金曜日

宿命のパクリ検証 レッドミラージュVSジェノブレイカー


これはStrangeRabbitで掲載した記事なんですが、その時はレッドミラージュが未塗装だったので、

未塗装のまま比較していました。


先日、レッドミラージュが完成しましたので、

StrangeRabbitの記事の画像を塗装版に差し替え、また文章も大幅に追加して

ここにもう一度掲載します。



機獣新世紀ゾイドで登場した「ジェノブレイカー」は

ファイブスター物語に登場する「レッドミラージュ」のパクリとの声がちらほらあります

今回はこの2機が「どれほど似ているか」検証してみました


続きを読むからどうぞ!



まず、比較するレッドミラージュとジェノブレイカーについて


どちらも、年代やプラモの種類によってデザインが変わっていった機体であります。

ジェノブレイカーの方は、HMM版のレイヴン仕様でないものを使用しました。

元となったトミー版との違いは、フリーラウンドシールドの形状が

卵のような丸い形から、三角形になった点や、エクスブレイカー(はさみ)の形状の変化

全体的に体つきが細くなったこと、前足の爪が鋭利になって薄くなったことなどが挙げられます。


レッドミラージュは、WAVEの1/100増装備を使用しています。

こちらは、レッドミラージュのプラモの中でもかなり古く、いわゆる「初期設定」のデザインですね

ベイル(盾)のデザインなんかは、漫画の1巻に登場するものと

モールドや形状、マーキングに至るまでほぼ同じですね



さて、両者が似ているとされる点は以下の2点

・ベイルとエクスブレイカー
・角(?)


ちなみに、世に登場したのはレッドミラージュの方が圧倒的に先です。

レッドミラージュは、「ファイブスター物語」の第一巻に登場。



月刊ニュータイプの1986年4月号が最初です。


ジェノブレイカーについては、登場はその10年以上後になりました。

発売日がちょっとわかりませんでしたが、機獣新世紀ゾイドのスタートが1999年でしたので

それ以降になります。



さて、では比較をしていきましょう

まずはベイルとエクスブレイカーから

正直、ここが一番似てると言われるのですが・・・・


収納状態






この状態では、極めてよく似ています

上のブレイカーのエクスブレイカーはHMMのもので、三角形に近い形状なのですが

タカラトミー版のエクスブレイカーはレッドミラージュに近いタマゴ型でこれまた

さらに似ています

形状だけでなく、まんなかあたりのヘコみがさらに似ていますね


ちなみに、ジェノブレイカーは1/72、レッドミラージュは1/100と

スケールは違うんですが、盾だけを取り出してみるとほぼおなじ大きさ・・・・!!








展開状態







確かに「盾がハサミになる」という点では似てますが、その展開方法が結構違いますね

レッドミラージュよりもジェノブレイカーの方が、ハサミの付け根が先端に近い

つまりは相手をつかめる部分が長く、兵器としては理想的ですね

そして、ハサミの関節はブレイカーが根元に1つなのに対して、ミラージュは2つ

普通に考えて、関節は少ない方が強度が上がるので、これまたブレイカーの方が効率的ですね












展開状態 裏から


 裏から見るとご覧のとおり

レッドミラージュのほうが、はさみに関しては細いですね


ちなみに、両者共に付け根の部分がほぼおなじ位置に来ているのが面白いです。


 






収納方法


これまた違いますね

ブレイカーが、ただ後ろに畳むだけなのに、レッドミラージュは盾の前の方にクネクネと収納








続いて頭部の角について




両者共に角(のようなもの)がついており、

その後ろにトサカ(のようなもの)が付いている点では似ています。

ただ・・・・まぁコレに関してはこじつけレベルかなぁという気もします。


ゾイドに関しては、旧末期の頃から

バトルクーガーだのキングゴジュラスだの、頭にブレードをつけたゾイドが結構いましたから

ジェノブレイカーはそっちからインスパイアされているのかもしれません

(しかし、それら旧末期ゾイドと比較しても、登場したのはレッドミラージュのほうが先なんですよね








<<総評>>

とまぁこういろいろ書きましたが、個人的にはそこまでひどいパクリとも思えないですね

大体シールドにはさみを搭載するというアイデア自体、

ガンダムOOのキュリオスとか、やってるロボは他にもあるしね


ただジェノブレイカーの場合は、はさみを搭載するだけならまだしも

くぼみの形状や、頭部の角など、レッドミラージュを思わせるものがちらほらついているのが

どうも引っかかるんですよね・・・



というか、そもそもですが、

ファイブスター物語とゾイドというのは、非常に共通点が多い。

どちらも「地球ではない惑星」で戦争をするという設定ですし、

モーターヘッドとゾイドは、ある程度意思を持っている、という設定も同じ。

一方でトランスフォーマーのように、完全に人格があったり言葉を喋ったりするわけではない

という点に関しても同じ。



まぁそれでも、ロボットアニメなんてインスパイアとオマージュの連続ですしねぇ

そこまで酷いパクリとは思えないです。まぁインスパイア?といっても大丈夫なぐらいですね

「レッドミラージュのベイルをそのまんま搭載した」ならちょっと問題になるかもですが、

ジェノブレイカーは、それを背中に2つ背負うという感じになってますから、

そこは十分にアレンジが効いてるのではないかと




で、個人的に問題なのは、後に登場したブレードライガーミラージュの方だと思うんですが・・・・

hmm003L_bladeligermirage_pk_a.jpg

ミラージュ=赤白という意味があるわけでもないのに、レッドミラージュもとい

ミラージュ騎士団を意識したかのようなカラーリング・・・・・


ぶっちゃけ、ジェノブレイカーよりもこっちのほうがギリギリのラインだと思うんですが(ぁ

これで角川は何も言わなかったんですね・・・・うーむ











 

2 件のコメント:

  1. こじつけだな

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  2. たったそれだけの共通点で盗作とかwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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