2013年12月23日月曜日

ロボを語ろう! 第七回「不遇すぎる傑作機」 サイコガンダムMK-Ⅱ(再掲載)

なんか久々のこの記事ですね


今回は、どうも賛否両論あるけれども、個人的に一番好きな機体

サイコガンダムMK-Ⅱです


続きを読むからどうぞ!








<サイコガンダムMK-Ⅱとは>

サイコガンダムの後継機としてグリプス戦役末期に投入された巨大MAである。実験機的な色の強かったサイコガンダムの問題点を見直した上で再設計し、サイコガンダム同様ムラサメ研究所で開発が行われた。カタログスペック上サイコガンダムと比較してみると、ジェネレーター出力は60%弱にまで抑えられているが、スラスター推力は大幅に向上しており、ある程度の軽量化もなされている。コクピットはサイコガンダム同様頭部にあり、ボディが破壊されても脱出ポッドとして単独で飛行・離脱できる。1999年発行のサンライズ公式のΖガンダムフィルムブックではサイコガンダムを回収して組み立て直した改修機とされている。
(ウィキペディアより)




さて、まずはこの機体の活躍っぷりを見てみましょう

コイツは『機動戦士Ζガンダム』と『機動戦士ガンダムΖΖ』の2作品に登場。

ここだけ見ると、かなり優遇されているようにみえます。


で、『機動戦士Ζガンダム』より

登場したのは第48話「ロザミアの中で」

psyco2.png


ロザミアの最後の機体として描かれますが、ほとんど活躍できずに撃墜・・・

というか話の内容がカミーユとファ、ロザミアのやり取りが中心で、サイコは

足挟まれて行動不能とか、ビームライフルで一撃で頭打ち抜かれて死亡とか散々な目に・・・

しかも、登場はこの一話で終了。

だからといってビグザムやビグロのような強烈な印象を残したか・・・といえば微妙で、

サイコガンダムよりも弱くなってるような気さえします。どうなってるんだ全く



さて、では次は機動戦士ガンダムZZから

初登場ではないですが、注目したいのは第18話「ハマーンの黒い影」


ここでのハマーンとグレミー・トトの会話



ハマーン「それより面白いものを手に入れた。地球に持っていくつもりだ」

グレミー「なんでしょう?」

ハマーン「サイコガンダムだよ・・」

(グレミーの顔色が変わる)


ここでのサイコガンダムとは、もちろんMK-Ⅱのこと。

かなり戦力として注目されていることが伺える。

(ちなみに、言うまでもなく俺はここで「うぉぉぉぉ!!」となった(ぁ


さて、活躍は・・・と

第36話「重力下のプルツー」

psyco3.png

目覚めたばかりのプルツーの初出撃として登場

出撃前から、プルに散々「危険」と思わせておく存在感と悪役っぷりが素晴らしい

飛行機からロボットにゆっくりと変形したりとか、プルツーがサイコガンダムの性能を

思いっきり信じきっていることなど、とにかくたまらない展開だらけですな

途中で装甲が破損して中のメカが露出したりなんかもさすが

終始ZZガンダムを圧倒し、キュベレイMK-Ⅱを完全に撃破するなど

Zガンダムでの失態がウソのような大活躍をします!



が、

では今現在、「プルツーの乗ったMSといえば?」と聞かれれば

大体の人が赤いキュベレイかクインマンサを挙げるでしょう。

サイコガンダムのことなど何処かへ・・・・・



そして、不遇の歴史はまだ続く。

現在までも、MGおよびHGグレードでのプラモデルは出ておらず、アニメ放送当時のプラモのみ・・・

MK-Ⅱではないサイコガンダムが出てるんですが、デザイン自体全然違うよね・・・

唯一、完成品が出てるぐらいか・・・

FIX.jpg

こちらのFIXですが、店頭で見た限りですがとても完成度が高く、

個人的に喉から手が出るほど欲しいんですが、いかんせん高い・・・



と、かなーり不遇のMSなのですが、個人的にはMSの中でもトップクラスに好きですね。

なぜかというと、「顔」ですよ顔!

「悪役のガンダム」というと、初はガンダムMK-Ⅱのティターンズカラー、次が

サイコ、でその次がサイコMK-Ⅱでした。

しかし、サイコ1とガンダムMK-Ⅱは顔自体は悪役・・・でもなく、いたって普通のガンダムでした。

それを、ガンダム顔という制約を保ちつつ、悪役に仕立て上げたのは言うまでもなく

このサイコMK-Ⅱが初なのです。

それ以降、悪役ガンダムなんて大量に出てきましたが、

現在までも、このサイコMK-Ⅱを超える悪役顔のガンダムはいない!と思うわけです。



そして、設定もイカスね

だいたい「でかいがんだむ」だからさぁ、普通だったらムキムキのおっさんを乗せる、

パワータイプとかでやっていくよね

しかし、富野御大はこれを行わず、あえて女の子を乗せる方法をとった

このギャップが本当に素晴らしい。

でかい分、体中がメガ粒子砲で、しかも変形もできて、ミノフスキークラフトもできて、

いろいろ最新技術をぶち込んでいる、まさに実験機なところも素晴らしい。



プラモ屋でHGサイコガンダムを手にし、買おうかと迷った挙句、

「いや、俺が本当に欲しいのはコレじゃなくてMK-Ⅱなんだ!!」と思い、諦めたのは数知れず。

一体いつになったら出るんですかバンダイさぁん!

多少整合性とかを無視してでも、ガンダムUCにねじ込んで登場して欲しかった・・・

そうすればジュアッグやバイアランのようになれたかも・・・・





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