2013年9月14日土曜日

本のレビュー 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(再掲載)


(この記事は「Strange Rabbit」の記事の再掲載版です)


 今回はこの本について書こうと思います!

閃光のハサウェイ!


ネタバレ注意です

続きを読むからどうぞ!




 「刻が忘却をくれるとは、誰が書いた言葉だろうか?」


初めて読んだのは高校の頃だったかなぁ

ガンダムの小説は他にはUCとベルチルを読んだのですが、ダントツで閃光のハサウェイが

俺は好きですね。

もとは映像化しない前提で書いてあるので、戦闘シーンは少なめ、

魅力はなんといっても、主役3人の関係でしょう


ブライトの息子で、シャアのやり方で地球を救おうとする

ハサウェイ・ノア (マフティー・ナビーユ・エリン)


連邦軍の大佐 対マフティー部隊の司令官

ケネス・スレッグ


大富豪の愛人

ギギ・アンダルシア


この3人が、たまたま、偶然、同じシャトル「ハウンゼン」に搭乗したことから物語りは始まります。

ケネスとハサウェイは最初から敵でした、しかし、出会ってしまって、友情が芽生えてしまって、

その上で闘わなければならない。というか戦ってしまった。


もう、おぞましいほど悲劇的な話ですよ。

「映像化しない前提で書いた」らしんですが、それはそうでしょう。

ここまで悲劇的な話を映像にできんでしょう。

特に、ラストは「主人公が処刑されて終わり」ですからね。なんつー話だ


悲劇的なガンダムというと、Zガンダムとポケ戦あたりかな?

しかし、ハサウェイのほうが圧倒的に悲劇的なんじゃないか・・・?



そして、その悲劇を前にして、冒頭の言葉がよみがえるわけです。



「刻が忘却をくれるとは、誰が書いた言葉だろうか?」



このあたりの展開を「あり」だと思うか「なし」だと思うかで、この作品の評価は

かわってくるのでしょう。

俺は「あり」だったので、評価高いっすよー(笑



また、この話は他にも、なんつーか細かいところがいいですね。

冒頭の部分なんか厨二病をガンガン刺激しますね(笑


女と2人でホテル

チェックインのときに「無期限で?」と聞く(政治家のように)

歯の中にフィルム隠す

タクシーにのって手を振るふりをして後方確認(追っ手がきていないか)

仲間のMS部隊に「俺はホテルの○階にいるから、ホテルの上のほうを狙え!」と指示

→実際に上のほうを攻撃してかく乱成功


このあたりはホント好きでしたねー。マネしたくなった(ぁ



大体、テロリストであることを上手いこと隠して、敵の士官と友達になるキャラなんて

ほとんど見たこと無いぞ!このあたりの設定は本当にいいですね!



話が難解で、戦闘シーンは少なめ、

ラストが悲劇的と、ちょっと万人受けは難しいかなぁ・・・


しかし、「ガンダム大好き!!」という人でも、案外コレを読んだことない人が多く

本当に、一回は読んでみるべき作品だと思います。


「映像化しろ!」なんて声もありますが、下手にやってイメージを壊して欲しくない・・・

しかし、動くΞガンダムとペーネロペーは見たい・・・

なんとも複雑ですね・・・






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