2013年9月5日木曜日

ゾイド買った! 「HRZ-012 キングライガー」(再掲載)

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(この記事は「Strange Rabbit」の記事の再掲載版です)



リヴァースセンチュリーより、キングライガーです!

(と、言っても買ったのは一ヶ月前なんですけどね・・・)



レビューは続きを読むからどうぞ!

なんか画像多目です






<キングライガーとは?>

シールドライガーの後継機であるライオン型高速戦闘ゾイド。機動力と跳躍力に優れており、頭部のレーザーブレードを用いた格闘戦を得意とし、さらにガンブラスターと同様に電磁シールド発生機を装備しているため、高い防御性能も兼ね備えている。高度な情報処理能力を持っている事から前線部隊や局地戦部隊の隊長機として活躍した。
(ウィキペディアより)


と、これだけ書くとなんかいいゾイドに見えますが、実際は違います。

メカ生体ゾイド末期に登場したゾイドです。

ゾイドはメカ生体も機獣新世紀も末期になるとひどいデザインのものが出されていっていたのですが

このキングライガーも、まさに代表例でしょう

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メッキパーツの使用

ディティールの圧倒的な低下、共和国軍に見えないカラー

ギミックの少なさ、トドメは「ライオン型に見えない!」


しかし、まぁそうはいってもデザイン自体はそんなに悪くないし、

俺は「改造をする」前提で購入したので、そんなに気にはしてませんでした



ではレビューしていきましょう・・・といいたいところですが、

どうも箱の写真を大量に撮ってたので、まずはそっちから・・・(汗


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ゾイドはこのように箱の横にギミック一覧を乗せてるんですね。

小学生の頃は、ゾイドを買う基準がここだったなぁ・・・・



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そしてその逆はテクニカルデータ、機体解説、バトスト

このあたりは変わってませんね


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箱はゾイド伝統のパッカリと空くスタイルではなく、上と下で分離するプラモスタイル

ちょっとここは残念でしたね・・・



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箱はなんと折り目が入っており、潰すことが出来ます

これは保存癖のある俺にはありがたいですね



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さて、キングライガーの哀愁を誘うのはまさにこの箱裏面でしょう

バリゲーターTS、ティガゴドス、ヴァルガ、クリムゾンホーンが載ってますが

これらは2012年9月現在、アマゾンで値段がかなり高騰しています。

実際、定価の4倍以上での取引もしばしば


一方のわれらがキングライガーは、俺はアマゾンで買いましたが

定価以下・・・・・・何故なのか・・・・

マーケットプレイスで買ったのですが、送料入れても定価以下・・・・・




さて、組もう!と思ったのですが

定価以下で入手したとはいえ、このキングライガーも一応は絶版である。

取っておけば高騰・・・?とも思いましたが

やっぱゾイドは「組んでこそ!」だと思うわけです。



そんな中、ふっと思い出したのはゾイドの漫画「鉄魂!!]

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うろ覚えで申し訳ないのですが、確か金持ちのイヤミキャラが出てきて

主人公に「俺はプロモデラーの手でそのゾイドの持つ魅力をすべて引き出す!」とかなんとか言うんですよ。

で、それに対して主人公は一言「ばかじゃねーの」

「ゾイドは自分で作ってこそ面白いんだよ!」



よし、俺もやっぱ作ろう!



まずは中身

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これで全部です。本当です、全部です。




説明書

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うん、いつもの説明書だねぇ・・・

微妙に色つきなのがまた懐かしいです



で、袋

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何故か注意書きが何カ国語にも翻訳されています。

説明書や箱はそうでもないのに何故ここだけ・・・・・

このあたりは変わりませんなぁ



そしてメカ生体ゾイドの特権(?)金ぴかフィギュア

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管理人は恥ずかしながら初めて見ました・・・・・

それにしても綺麗なメッキですね



シール

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うまいことメカ生体っぽくなってると思います

もしかしてシールは復刻前と同じなんかな?






そして30分後



完成

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なんかすぐ出来ちゃった



撮影ブース(カラーボックスの上)に移動して撮影

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ワンワン!(違


後ろ

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尻尾は固定式・・・・

なんかパワーエンブレム付け忘れてますね。



正面

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最も酷いと言われるのがこの正面

首下が非装甲でポッカリと開いてしまっちゃっています

牙も、シールドライガーと比較するとしょぼいですね





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ディティールが少ないといわれてますが、背中はに限ればかなりの密度です。

しっぽの付け根の白いエリアがのっぺらぼうなのは置いておいて・・・・



横から


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シールドライガーの後継機といわれるこの機体ですが、実際は

コマンドウルフに似ている点がかなり多いです。

足の付け根の装甲やスモークディスチャージャーはまさにそれでしょう

(ただし、キングライガーのスモークは本当はスモークではなくエネルギー加速装置である)




コクピット

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フィギュアが金色なのはいいとして、シートまで金色なのかよ・・・・

チンギスハーンや秀吉もドン引きであろうな・・・・




お顔

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顔の横についているのが、キングライガーのメイン武装、メガバルカンである。

他は散々なのにこのメガバルカンだけは気合の入った造形をしていて、秀逸です。

しかしこの位置についてると、牙が使えない・・・・

だからといって外すと「キングライガーらしさ」が失われてしまうという

なんとも歯がゆいことをしてくれたもんだ




<総評>

購入前に各種レビューサイトを見て回りましたが、

相互リンクのまたーりといくよ。様が比較的好意的に取り上げていらっしゃったぐらいで

他のレビューサイトではコテンパンに叩かれていました。

俺は「いやそんなに酷くなくね?」という感じだったのですが、購入して

実物を見ると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱ酷いわ、うん




しかし、ここであえていい点を上げていきましょうそうしましょう


一番「凄いな」と思ったのは、合わせ目が気にならない点ですね。

トミー製ゾイドを作ってみるとわかるのですが、ボディはモーターの両側に装甲を貼り付けて作るわけで

その場合どうしても合わせ目が出来てしまうんですよ。

(個人的に一番酷かったのはガンブラスター。頭から尻尾の先まで全部合わせ目でした・・)


しかし、キングライガーはあらかじめ出来上がっているモーターボックスが

そのままボディとして機能するので、合わせ目がほとんどないし、あってもディティールで

片付けられるレベルなんですよ。これは本当にすばらしい。




そしてもう一つは、デザインだと思います。

機獣新世紀ゾイドでは、ライオン型ゾイドが多数リリースされましたが、

そのほとんどがシールドライガーのデザインを下書きにしたものばかりでした。

(唯一違ったのはエナジーライガーぐらい・・・? でもエナジーライガーの頬のパーツは

やっぱりシールドライガーなんですよね)

まぁ、シールドライガーのデザインが秀逸なので、気持ちは分かりますが・・・


一方のキングライガーは、シールドライガーらしい痕跡が全く見えません。

これは本当にすばらしいことだと思います。

(だからライオンに見えないんだよ、といわれればそれはそうなんですが)



思うに、本当に苦しい状況での開発だったのかな・・・とも思います。

この時期は荷電粒子砲を上回る超絶兵器がガンガン出されていた時期で、

パルスキャノンやらハイパー荷電粒子砲やらビームスマッシャーやらのオンパレードでした。

その中で、「バルカン」という渋い兵器をセレクトしたのは、間違いではなかったと思います。

高速機なんだから、コンパクトなバルカンを搭載・・・いいと思います。

荷電粒子を積んだガルタイガーやクロスソーダ&ハインドバスターを積んだハウンドソルジャよりも

数段ストイックだと思います。

そして、シールドライガーとかぶらないようなデザインにしようとする心意気もいいです。

よく批判対象になるメガバルカンの配置ですが、もしメガバルカンが背中や足、胸に装備してあったなら

全く目立たない兵器で終わったことでしょう。

口の横に置いたのは、苦渋の決断だったと・・・・



メカ生体ゾイドでリリースされたライオン型ゾイドは結局3種類

キングライガー、シールドライガー、そしてライジャー

(キングバロンorシールドMK-2は除く)

この3者は3者とも全く違うデザインで作られています

特に後になったライジャーとキングライガーは、なるべくシールドライガーと異なるデザインで

がんばっていくという思惑もあったのでしょう。

しかし、その両者のデザインがあんなことになってしまって、逆説的に

シールドライガーのデザインのすばらしさが証明されてしまったのだとすれば

なんとも皮肉な話ですね・・・・




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