"セイバー"タイガーが歩んだ苦悩の歴史

今回はセイバータイガーの記事です。　サーベルタイガーの記事ではありません！！（ぁ



セイバー、およびサーベルタイガーは全ゾイドの中でも屈指の人気を誇るゾイドですが

個人的には、小学生の頃からそこまで好きではなかったんですよね

これはなんでだろうと考えていたんですが、最大の原因は

”セイバー”タイガーの活躍にあるんじゃないかと・・・・



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さて、セイバータイガーの元となったゾイド

サーベルタイガーはデザインはおろか、活躍も凄まじいものがありました




というのも、サーベルタイガー登場時点での帝国軍には、大型ゾイドはアイアンコングすらいない状況で

この段階では間違いなく帝国最強ゾイドはサーベルだったわけです。

しかも、ライバルのシールドライガーのロールアウトがだいぶ遅かったわけですから、

その無敵時代は相当長かったんだろうと思います

このへんも人気の理由の一つなのかなと




そして、機獣新世紀ゾイドで蘇ったセイバータイガーは・・・・・・

名前が「セイバー」に変わり、最高速度が200kmから240kmに、

その上やや性能が劣ると言われたシールドと「互角」となりました。ここまでは良かったと思います

しかも、アニメでは主人公バンのライバル「レイヴン」の愛機として登場

序盤でバンのシールドとアーバインのコマンドの２機をボコボコにするなど、素晴らしい活躍を見せました

ここまではかなり良い感じだったと思います




しかし、

当時のゾイドのラインナップには、最初からセイバーと共にコングとデスザウラーが存在していて

「帝国最強ゾイド」のポジションは最初からありませんでした

もちろん共和国にはシールドライガーもゴジュラスも居るわけで

結局のところ「比較的強いゾイド」のポジションでした。これがまず一点




そしてアニメでの活躍ですが、もちろん、序盤は猛威を振るっていました。

しかし、後からは強化コマンドウルフを駆るアーバインに大苦戦したり

ハーマン大尉の助言を受けたバンに倒されたりと、ありがたくない活躍も目立ちました

そして追い打ちをかけるが如く

レイヴンは早めにセイバーに見切りをつけてジェノザウラーに搭乗・・・・



このあともちらほら登場シーンはありましたが、荷電粒子砲をぶっ放す

ジェノの強烈すぎるインパクトには勝てずじまいでしたなぁ



悲劇はバトストでも

「公式ファンブック１」の段階では、帝国高速戦闘隊のエースのポジションをキープしており、

デスザウラー討伐に向かった共和国高速戦闘隊に立ちはだかる敵として、

申し分の無い活躍を見せましたが、これが「公式ファンブック２」になると、

セイバーよりもさらに高速なライトニングサイクスが登場しましてね

完全にセイバーのポジションを奪ってるわけです




この公式ファンブック２では、冒頭の模擬戦闘に参加するセイバータイガーATが登場していますが

ジェノザウラーにアッサリとくびちょんばにされるという悲劇的写真がデカデカと・・・・

さすがに可哀想・・・・

それで、あんまり印象に残らなかったのかなと思ったり




ただし、そこでセイバーが平成ゾイド世代に不人気だったかといえばそれは違うと思います

例えば俺の友人なんかは未だにセイバーセイバー言ってるし

なんやかんやでHMM、MSS共に比較的早めにリリースされたし、

アニメでは様々なバリエーション機が登場しました



機獣新世紀ではあまり活躍できなかったセイバータイガーですが

それでも人気を失わずに居ることこそ、サーベルorセイバーを傑作と言わしめる理由の一つとして

申し分の無い点であることは間違いないと思います。



それだけにライトニングサイクスだけはどうにかならなかったのか
サイクス自体に罪は全くないが、出てくるのがちょっと早すぎたとは思います