2013年12月23日月曜日

ロボを語ろう! 第八回「ゼネバスの象徴」アイアンコング(再掲載)



ゾイドの中でも「傑作」と言っていいレベルのゾイド

「アイアンコング」です!


続きを読むからどうぞ!






<アイアンコングとは>

中央大陸戦争時にゼネバス帝国が開発したゴリラ型巨大ゾイド。
ZAC2032年、中央大陸戦争が激化する中、当時接近戦で無敵を誇ったゴジュラスを射撃戦で撃破するというコンセプトで開発された。
長距離と中距離、接近戦に対応した3種のミサイルを装備。格闘戦においても、それに特化したゴジュラスと比べれば劣るものの、重装甲とゴリラ特有の長い腕により水準以上の格闘性能を持つ。策敵用のセンサーや電子装備も充実。全天候戦闘能力を持ち、オールマイティに戦える故に万能ゾイドと呼ばれ、総合性能ではゴジュラスを上回るとも言われる。
気性が荒く操縦が難しいゴジュラスに比べ、アイアンコングは大人しくて扱いやすく、加えて複座型にし、操縦者と射撃手に分担したことで、操縦は容易である。高性能・多用途・操作性のバランスが整っており、旧大戦経験パイロットの間では「ゾイドの最高傑作」と評価が高い。
(ウィキペディアより)



「一番好きな○○は?」と聞かれて、即答できるのはAKBオタだけでいい(ぁ

と、俺は思うのです。

「一番好きなモビルスーツは?」とか「一番好きなゾイドは?」と聞かれて、俺は

ちょっと即答できないですね。たぶんほとんどの方がそうなんじゃないでしょうか



ただし、総合的に見て、「もっとも素晴らしいゾイドは?」と聞かれると、

俺としては、まず、このアイアンコングが浮かびますね。



まぁいろいろと言いたいんですが、

第一は、格闘戦のことを考えた場合・・・・を考えてみましょうかな

「格闘に強いゾイド」と言えば、デスザウラーか、ゴジュラスか、だいたいそのあたりでしょう

gdes.jpg

この2機はよく、「格闘戦に強い!」と言われていました。

しかし、これは俺が小学生の頃からの疑問だったのですが、「はたして本当にそうなんだろうか?」

と、ずっと、ずっと、ずーっと思っていました



何が?って、じゃあこいつらが格闘してるところを想像してみてくださいよ

ほとんどのゾイドは、こいつらよりも小さいゾイドだらけです。

そんなゾイドをあいてにするんだから、こいつらが格闘を行う場合、こいつらは

若干・・・どころか結構かがまないといけないと思います。

更に、こいつらはあんまり俊敏そうではないし、実際に俊敏でもないし、

実際の戦場で、そりゃあ取っ組み合いになれば強いんでしょうが、そこに行くまでが難しそうというか

想像できないというか・・・

そういや、アニメでも格闘シーンは無かったような・・・砲撃してばっかりだったような・・・



で、じゃあアイアンコングは

iron.jpg

最初から前がかりの姿勢がいいし、必殺のハンマーナックル(前足のこと)が

地面に近い位置についているので、小型~中型ゾイドの相手もバッチリできる!


と、まぁモチーフのことを考えれば当然といえば当然なのですが、

それでもやはり、アイアンコングのほうが俊敏そうだし、実際の戦場では役立ちそうなんですよね

(勘違いしないでくださいね、ゴジュラスも同じくらい好きです。

ただ、格闘のことを考えると・・・どうしてもこうなっちゃうんです)



その他、デザインに関しても言うまでもないでしょう

ライバルのゴジュラスに比べ、装甲で覆われた姿はまさに帝国らしさに溢れています。

そして、装甲の隙間から見えるメカニカルな部分は、(定義で行けばロボットではないくせに)

どんなロボットにも引けをとらないレベルで、最高クラスでしょう。


個人的に注目したいのは、ひざとひじの部分の関節なんですが、

ここにレールのようなものが付いてますよね?これが本当にかっこいい!

子供向けというのが信じられないレベルですね


大体、恐竜やらトラやらライオンって

それをロボットにしたら、まぁかっこよくはなるでしょう

かっこよくはならなかったとしても、もともと人気のある動物ですし、売れはするでしょうし・・・


しかし、アイアンコングはゴリラ型

決して人気でもなければ、あまりかっこよくないモチーフをあえて選択し、

しかもそれを、名だたる肉食動物たちと並べてもそん色ないレベルのデザインにしてしまう

これは本当に素晴らしい!


そういや、初期の帝国の大型ゾイドは

レッドホーン、サーベルタイガーとこれまた傑作ぞろいなんですが、

そのあとで登場したにも関わらず、これらのゾイドよりもまったくひけをとらない

最高のデザインだと思いますね。

この後もデスザウラーとか、ディメトロドンとか、このころの帝国・・・というかゾイドのデザインは

「この歳になっても」というよりは「この歳になってより」好きになるような

本当に素晴らしいデザイン揃いだと思います。




そして、「子供向け」ということを忘れていないのも、またアイアンコングの傑作たるところでしょう。

電動ギミックは、歩きながら、目が光って、ミサイルが回転して、首を振って、更には鳴き声!と

これでもか!と放り込まれていて本当に素晴らしい!

ライバルのゴジュラスより、ここは勝ってるよ!(笑

そして、手動ギミックもまた豊富!

ミサイルのハッチ開閉に加えて、肩の大型ミサイルの発射ギミックは本当に素晴らしい!

これはサラマンダーが最初なのか・・・ちょっと残念(ぁ



唯一の欠点は・・・・モチーフかなぁ

恐竜型(それも肉食)のゴジュラスのライバルが、ゴリラ型というのはちょっと弱そうな気が・・・


しかし、こう考えてはどうだろうか

ゴジュラス=ゴジラ型と考えると・・・・アイアンコングは、キングコングではないか?

kingkong.jpg

そう考えると、極めてしっくりくる!

日米の特撮怪獣が惑星Ziという特殊な環境でバトル!

とっても夢のある話だし、共和国=味方=日本で、帝国=敵=アメリカ、というのも

日本のゾイドという作品であることを考えたらならば、とてもしっくりと当てはまる!


(そういや、帝国の技術は共和国よりも進んでるとかいう記述があったような・・・

あれはガイロスだったっけ? まぁそこらへんは「太平洋戦争」の頃を考えてるんでしょうか?

しかし、共和国のほうが物量で帝国より上!みたいな記述もあったような・・・・

これは太平洋戦争関係ないよな・・・?)



ゴジラの相手に、キングコングをマッチメークしたのは素晴らしいの一言!

これがキングギドラとか、モスラだったらストレートすぎて面白くないどころか

訴えられそうだしね(ぁ





と、まぁここまで書いててわかると思うんですが、もちろん持ってました!

当時は共和国派だったのでゴジュラスのほうが好きで

「個体数がゴジュラスは少ない!」とか、「アイアンコングのほうが扱いやすい!」とかの

ファンブックの記述を見て、強敵としておもいっきり意識していましたね。

機獣新世紀ゾイドのほうでは、デスザウラーやデススティンガーなどの

「荷電粒子砲搭載ゾイド」がやたらと強調されましたが、実際の戦場では

扱いやすく、個体数も多いこのコングのほうが、共和国を恐怖に陥れた回数では

圧倒的に多かったのではないでしょうか




再販(ってゾイドのことを書くたび毎回書いてるけども)お願いします!!!!!




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