2013年12月17日火曜日

ロボを語ろう! 第二回「雷神」ゲンガオゾ(再掲載)


第一回目で、「デスザウラー」というもうあんまりにもあんまりすぎるぐらい有名なやつを

取り上げたわけで、第二回目は精一杯マイナーなやつでいきます(笑



機動戦士Vガンダムより、ファラ中佐最後の搭乗機「ゲンガオゾ」です。

一応、機動戦士Vガンダムのネタバレを含むかもです






<ゲンガオゾとは>

ベスパが開発したサイコミュ搭載の試験用MS。ザンネックを失ったファラが使用。ファラ最後の乗機でもある。大型であるが格闘戦に強く、ウッソのV2をも圧倒した。規格外であり、ザンネック同様MA用のランチから発進する描写がある。コックピットはザンネックとほぼ同じであり、脳波検知も可能らしい。目が三つあり、スラスター推力が非常に高くMAにも負けない機動力を誇る。背面に装着されるバックエンジンユニットは5基のマルチプルビームランチャーを備え、外部エンジンとして用いる他、切り離してサイコミュによる遠隔操作も可能。
(ウィキペディアより)



Vガンダムを半分ぐらい観た時に、個人的な不満点が1つありました

「いい感じの敵キャラクターがいない」ということです




そもそもガンダムとは「人間VS人間」の戦争の話であるわけですね。そのため、敵キャラクターの

人間性が素晴らしい。もっと言うと、むしろ敵キャラクターのほうが人気があったりしました。

たとえばファーストガンダムだと、主人公のアムロよりもシャアやランバラルのほうが普通に人気

だったりします(アニマックスでの人気投票がまさにそんな感じでした。

この流れは後のZガンダムやZZガンダムにも受け継がれていきました。


で、Vガンダムはどうか

魅力的な敵キャラクターが全くいない・・・といえばウソでしょう。

しかし、とにかく「少ない」というか敵が「すぐ死んじゃう」からもう掘り下げもクソもないわけです。

例えば、ワタリー・ギラ

gira_20120831145329.jpg

序盤でかなり目立っており、また「騎士道」を重んじていて、情けない部下を殺すなど

かなり活躍していましたが、すぐに戦死・・・・

戦死シーンが圧巻だった(爆死)のですが、掘り下げが足らないうちに死んでしまったのは・・・


そして、ライオール・サバト

sabat.jpg

子安武人声ということで注目していましたが、やはりすぐに死亡




まぁ、死んだキャラのことを言ってもしょうがないのは確かですね。

しかし、「誰がラスボスなの?」と考えたとき、ふさわしいやつがいないんですよ。まぁ



まずは、クロノクル・アシャー

kuronokuru.jpg

仮面をかぶっていて、女王の妹!、主人公のライバルポジションと、いいとこずくめですが

この人、どうしても「うだつがあがらない」というか「いい人すぎる」というか

どうもラスボスっぽくないんですよね・・・


ピピニーデンもそう

pipi.jpg

死亡シーンだけが印象的ですが、それまではひたすら地味ーなキャラでした・・・


そのほか、カテジナやルペ・シノ、バイク乗りとか、いいキャラクターはいるんですが

ラスボス・・というと微妙なやつらばっかり・・・



ここでふっと思い出したのは、ファラ中佐でしょうな・・・

huara.jpg

ギロチンの家系とか、スージーにパフェを買ってやったりとか

結構掘り下げもあったし、なにより結構「大物感」があったのは確かです。

だが、タシロによって宇宙漂流刑に・・・・・


個人的に、死んだと思っていたキャラが「実は生きてましたー」的な展開はあんまり好きじゃないんですが

このファラ中佐だけは生き返ってほしいなぁ・・とつくづく思ってました・・・


そんな中迎えた第40話「超高空攻撃の下」


ファラ

生きてましたー



うおおおおおおお!やったあああああ!

しかも、この時ザンネックに乗って「超高空攻撃」!「超高空攻撃」ィ!!

「え?この人MS乗れたん?」とかそんなことはどうでもいい!大活躍である!



しかし、ワガママな俺はまぁだ不満点が、

このザンネック、なんかダサいんだよね・・・・

zanneck.jpg

いや、基本スタイルは普通にかっこいいし、VガンダムのMSの中でも上位だと思う。

しかし、首のあたりの電球(?)がピカピカ光るのがなんとも・・・田舎のパチンコ屋みたい・・




しかし、そんな不満を見事に解消してくれるMSが登場

それが第44話「愛は光の果てに」で登場! ゲンガオゾであった

gangaozo.gif

青緑と灰色という、今までになかった色の組み合わせが抜群にかっこいい

ファラ最後の搭乗機というわけで、ある程度強そうなMSを持ってきたのはわかるが、

そこにこの色の組み合わせを持ってきた・・・絶妙ですね。

一歩間違えればただ地味なだけの色になってしまうところを、うまく抑え込んでいます。


全体的な形状も、マッシブですが、だからと言ってジ・Oやドムみたいに

ただ太いだけじゃないんですよね。マッシヴだけどどこかスマートで、これがまた絶妙だと思います。


極めつけは背中の太鼓(マルチプルビームランチャー)でしょう

うまいこと雷神っぽくしていると思います。

こういう追加装備は、これまた一歩間違えるとダサくなったりMSとどっちがメインかわからなく

なるのですが、ゲンガオゾに限ればいい感じだと思います


劇中でも、ウッソを最後まで追い詰めたいいMSだと思います。

この周辺でのファラの立ち振る舞いは、まさにラスボスにふさわしいもので

「ファラにラスボスを張ってほしいなぁ・・」と思ったもんです

(実際はカテジナにそのポジションを奪われてしまったのですが・・・)




機動戦士Vガンダムの中で、一番好きなMSといえば個人的にはこいつしか思い浮かびませんね

よく、「ガンダムのMSは、搭乗者によって人気が左右される」と言われます。

俺自身「搭乗者がいいから好きなMS」と「MSのデザインが好きなMS」と2種類ありますが

このゲンガオゾはその2つを抑えている、まさに傑作だと思います。

つくづくHGかMG化を期待してるのですが、ビクトリーガンダムMG化の時のタイミングを逃してるし

ここ数年ぐらいは無理そうですな・・・







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