2013年7月17日水曜日
魔人探偵脳噛ネウロにおける機動警察パトレイバーthe MOVIEのオマージュを考える
今回は珍しく漫画の話題・・・・
あれ?FSS以降初か!?(笑
未だにファンの多い名作、「魔人探偵脳噛ネウロ」ですが
この作品には「機動警察パトレイバーthe MOVIE」へのオマージュがあるんじゃないかと
・・・・ってパトレイバー見たときからずっと思ってたんですが、これ誰も書いてないし
ならもう書くかな・・・という感じです
続きを読むからどうぞ!
最初に書いておくけども、ネウロは本当に大好きな漫画の一つですね
アレを見るためだけに一時期ジャンプを買ってたぐらいですから、相当好きでした
で、いわゆる「HAL編」が好きでね
コンピューターによるハッキング犯罪・・・というまぁありがちな話ですが
電子ドラッグと、それに繋がる原子力空母乗っ取り
その目的は・・・・とまぁなんというか、そのまんまハリウッド映画にしても問題ないレベルの
クオリティだと思っていたんですよ
で、後でパトレイバー見たら「あれ?似てね?」と思ってね(笑
というわけで、まずは
「魔人探偵脳噛ネウロのHAL編」と「機動警察パトレイバーthe MOVIE」がどこまで似ているかを
書いていこうと思います
一応書いておきますが、パトレイバーのほうが圧倒的に先です
①ロゴの酷似
一番はこれです
パトレイバーで登場したOS、HOSのロゴはこれ
HOSというアルファベット3つをそのまま重ねたロゴになってますね
一方、ネウロで登場したHALのロゴはこれ
同じようにアルファベット3つをそのまま重ねたロゴです
ちなみに、HALというのはもうそのまんま「2001年宇宙の旅」のHAL9000から取ってるのは
明らかなんですが、ロゴ自体は完全にネウロのオリジナル物です
②首謀者が死んでいる
ネウロ、パトレイバー共にハッキング物で、しかも首謀者が死んでしまっているという共通点があります
首謀者が生きていれば、それを逮捕すれば終了(ダイ・ハード4がそんな感じだったような)
なんですが、死んでいるからこそ解決が難しくなっています
(似たようなことはネウロ本編でも語られています
③決戦の舞台が海上
パトレイバーは方舟、ネウロは空母とどちらも最終決戦の舞台が海上でした
まぁ海上だったら、余計な邪魔が入らないし制作側としては作りやすそうですな
町中とかでやるよりはやりやすいんじゃないかと(笑
探せば他にもあると思うんですが、思いつくのはこれぐらいかな
しかし①のロゴの件以外はハッキリ言うと全然違います。
そもそも、ネウロに登場して主な要素となっていた
電子ドラッグ、スフィンクス、ピラミッド、原子力空母乗っ取り、そしてパスワード入力
これらはすべてパトレイバーには登場しませんでした
更に、ハッキング物ですが内容はかなり違います
パトレイバーがどちらかと言えば物理的に破壊してた(方舟の解体とか)に対し、
ネウロはパソコン内部に侵略することによって破壊してました
しかも、さっきの②にも言えるのですが
パトレイバーは自分で死んでますが、ネウロの場合は「自分のプログラムに殺され」ています
では何故、わざわざロゴを似せたのか?
ネウロは、かなり細かい所にネタを仕込んでいる作品です。
読んでみるとわかるのですが、かなり時事ネタなどのネタを仕込んでいて、
一回読んだだけではわからないほどネタを仕込んでいます
このロゴも、そのネタの一つなのかなぁと
気づいた人だけが分かって、「ああ、アレのことね」ってなる、そういうものなのかと
そう考えると、「2001年宇宙の旅」と「機動警察パトレイバー the movie」という2つの
コンピューターを題材にした名作に対しての敬意も込められているのかなぁと
ネウロ(のHAL編)とパトレイバー、
ハッキング物としては屈指の完成度だと思います。
ネウロしか知らない人はパトレイバーを、パトレイバーしか知らない人はネウロを
ぜひとも鑑賞していただきたいとおもいます
どちらも、名作であることに変わりはないです
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